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2009年1月29日

学校公開はおもしろい!

内容

ボラセンジャーバイオレットです。

先日、娘が通っている小学校で学校公開がありました。
それなりに年齢がいっている私は「学校公開」という呼び名がいまだにしっくりこず、つい「授業参観」と言っていまい、娘に「違うよ!」と怒られています。

さて、その学校公開。
私は3時間目からお昼過ぎの公開終了まで見学をしてきました。
その時に見た授業の一つが「道徳」です。

理由はわからないのですが、道徳の教科書は自宅に持って帰ってこず、全員学校においてあります。
なので、今どういうことを学習しているのか、さっぱりわかりません。

公開時の学習教材は「ことぶき園にいったよ」というお話でした。

特別養護老人ホームへ理美容ボランティアに行く親についていった子どもが見たこと、感じたことのお話。
人のために働くことの楽しさ、大切さ、そしてその喜びの芽生えの促すのが目的なのかなと思いながら見ていました。

お話を読んだ後、先生の「家の近くに特別養護老人ホームがある人」の問いに手を挙げたのは我が家の娘一人だけでした。
一人しか手があがらなかったのはちょっと寂しい気がしましたが、娘も入居していた家族が身近にいて、よく足を運んでいたから知っていただけ。
小学3年生では普段の生活の中に「特養」が出てくることはあまりないですものね。

私は約8年間、親の介護をしていた経験があり、その間、自宅介護・施設介護と、我が家は介護とは切り離せない生活を過ごしてきました。
そして現在、ボランティアセンターでボランティアに関する仕事をしています。

ですから、今回授業で特養という生活の場、介護の現場で働く人の話、理美容ボランティアさんの話などがとりあげられ、子どもたちに介護のこと、ボランティアのことを知ってもらうきっかけの一つの時に立ち会えたことに、感激というか、興奮というか・・・とても高揚した気分になりました。

それにしても、今の時代はこういうお話が道徳の題材になることにちょっと驚きました。
昭和40年代生まれの私の小学生時代にはなかった題材だと思います。

この他にも、子どもたちがパラパラとめくっていた教科書に目をやると「公園ボランティア」 「耳の聞こえないお母さんへ」など、じっくり読んで、自分もよく考えてみたい題材がいくつもありました。

たまに小学生ぐらいの澄んだ心に戻って、だれかのために働くこと、動くことなどを改めて考えてみると、見えなくなってしまっていたことも見えてくるかもしれませんね。

子どもが見に行くと喜ぶから行こう、程度の気持ちで参加した学校公開でしたが(先生、スミマセン)、今回は思いがけず自分も学んだり、知ったりすることができて、得るものの多い学校公開でした。

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