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2010年2月25日

『世界で一番住みやすい街』(情報マガジン Vol.304 2010年3月号より)

内容

 この冬、一番注目されている海外の都市といえば、やはり冬季オリンピック・パラリンピック開催地、カナダの「バンクーバー」でしょう。
今回の冬季オリンピックは2010年2月12日から28日、パラリンピックは3月12日から21日に開催されます。競技はもちろんですが、この期間はバンクーバーの街の様子などもテレビで映し出される機会が多いはずです。バンクーバーは「世界でいちばん住みやすい都市調査」で7年連続1位(※)に輝いている街ということもあり、美しい自然や街並みは必見です。
そんなバンクーバーに、今から13年前の1997年、当時某素材メーカーの営業職だった私は出張で行く機会がありました。社会福祉には全く無縁の仕事で行ったのですが、帰国した報告書に真っ先に書き記したのが「街のバリアフリー化に驚いた。車道と歩道の段差がないところが非常に多く、車いすで出かけている人がとても多かった。人に優しい街だった。」という感想でした。
当時の私はまだ独身、更に自分のことと仕事しか考えていないような生活をしていたのに、いきなり「バリアフリーが・・・」と筆を走らせてしまったバンクーバーの街。更に街の構造が人に優しいというだけでなく、人々もとても優しく、親切だったという印象が今でも心の中に残っています。
後に調べてみたところ、バリアフリーというと北欧が進んでいることは有名ですが、カナダも福祉先進国であり、ボランティア先進国なのだそうです。それが自然と街の空気となって、何も知らずに訪れた私を暖かく迎えてくれていたようです。
バンクーバーへは日本(成田)から飛行機で約8~9時間、また訪れたいと思っても「ちょっと行ってきます!」と出かけるには遠い地です。今回のオリンピック中継で、美しい自然や街並みと共に、人に優しく整備された街、そしてボランタリーな人々の活躍する様子が、以前よりもパワーアップされた形で見られることを期待しています。
(かわばた/ボラセンジャーバイオレット/February.4.2010)

(※)英エコノミスト誌系の調査機関「Economist Intelligence Unit」(2009年6月)による

◆ちよだボランティアセンター情報マガジン「ボランティア」
 Vol.304 2010年3月号(2010/2/25発行)より

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