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2013年8月25日

「夏の記憶」(情報マガジン Vol.346 2013年9月号より)

内容

子どもの頃の夏休みといえば、祖父母の家に遊びに行くのが楽しみでした。祖父母の家には、自分の家にはないものがありました。よく覚えているのが、「お腹が痛い」と言った時に冷蔵庫から出てきた梅肉エキスです。
梅肉エキスとは、ウメの実の絞り汁を長時間加熱して水分を蒸発させ、ペースト状にしたもの。江戸時代より民間薬として利用されている日本の伝統的健康食品で、鎮痛、解毒の作用があり、熱冷まし、下痢、吐き気止め、せき止め、回虫駆除などに有効とされているそうです。(Wikipedia調べ)
ものすごく酸っぱいので、舌の奥にのせて飲み込むように言われたのですが、当時お酢を飲むほど酸っぱいものが大好きで、お腹が痛くもないのに、冷蔵庫から取り出しては舐めていました。それを見るたびに、祖母は一緒に酸っぱい顔をし、小さな瓶に入っている梅肉エキスを作るのに、「(両手をいっぱいに広げて)こーんなにたくさんの梅を長い時間かけて煮詰めるんだよ。」と教えてくれました。
行けば当たり前にあるものと思っていて、母も私も作り方を教わらずに、もう食べられないものになってしまいました。夏休みに遊びに行った時に、作り方を教わっておけばよかったと、今になって思います。
ボランティアでも、普段あまり触れあう機会のない世代の方と一緒に活動できるものがあります。自分の知らなかった知恵や文
化などを知ることができるチャンスになるかも知れません。
ちよだボランティアセンターでは、ボランティア活動者のお話を伺って、希望にそった活動をご紹介しています。気軽にお立ち寄りください。
(おおはし/August 15, 2013)

◆ちよだボランティアセンター情報マガジン「ボランティア」
 Vol.346 2013年9月号(2013/8/25発行)より
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