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2011年6月25日

Vol.5 廣橋 操子 さん(関東民放クラブ社会活動 朗読ボランティア部会)

プラスボランティア vol.5

内容

介護がボランティアのきっかけに
ボランティアをしてみようと思ったのは、義母の介護をしていたときでした。「この生活が終わってしまったとき、私は何をすればいいのだろう・・・」とふと考えたことがきっかけです。そんな折、偶然目にしたのが区報に掲載されていた「朗読グループさつき朗読ボランティア募集」の記事。昔アナウンサーをしていた経験が活かせるかもしれないと思い、すぐに見学に行きました。「義母の介護でお休みしてしまうこともあるかもしれない。」とためらう私でしたが、「来られるときだけでいいのだから!」というさつきの皆さんの声が背中を押してくれました。

活動の場、仲間の広がり
活動を始めてから数年後、活動の輪が広がりました。民放出身者で立ち上げた「関東民放クラブ社会活動 朗読ボランティア部会」。それまでの活動に加え、糖尿病視覚障がい者向けの情報誌音訳、イベントの司会、朗読ボランティア養成講師なども始めました。この頃からは、放送局で技術担当をしていた主人とも一緒に活動する機会が増え、現役時代に過ごせなかった時間を取り戻しています。意見の違いから時々もめることもありますが、一緒にボランティアができる幸せを感じています。

自分が上手に読むことがベストではない
長く活動を続けていても、悩みや課題はつきません。私は、「読んであげるのではなく、読ませていただく」という姿勢を軸に活動しています。同音異義語の表現、聞く人の心地よさなど、声の調子には気をつけています。体調が悪いときに読んだテープを聞いた方から、「廣橋さん、あのとき体調悪かったでしょ?」と簡単に見抜かれてしまうこともありました。一瞬一瞬の声を精いっぱい伝えるとともに、晴眼者からの一方的な解釈ではなく、聞き手からも「こんなふうに読んでもらうと分かりやすい!」といった要望をもらいながらつくることを目指しています。

私にとってボランティアとは
私にとって、ボランティアは生活のなかの目当てであり、目標です。社会とのつながり、志を同じくする人とのつながりは、毎日に張りを持たせ、豊かにしてくれます。また、この歳になって、異世代の方と知り合えるのも活動の醍醐味です。これからも、より分かりやすく正確な情報が届けられるよう、工夫しながら活動を続けさせていただきたいと願っております。

■■■■■団体紹介■■■■■
民放出身者が集まり、声をとおして社会貢献活動を行う。視覚障がい者向けの音訳テープ(ちよだ社協だより)、月刊糖尿病ライフ「さかえ」などを作成し、全国点字図書館・施設・公共図書館に送付。その他、「福祉まつり」の司会、朗読ボランティア養成講師、小学校での読み聞かせなどを行う。

ひろはし・みさこさん
小学生のとき、先生が毎日読んでくれた絵本にわくわく・どきどきし、朗読に魅せられる。その後、民放ラジオ局にアナウンサーとして勤務。現在は、視覚障がい者向けの音訳テープ作成や小学校での読み聞かせなどを中心に、「関東民放クラブ社会活動 朗読ボランティア部会」「朗読グループさつき」で幅広く活動。