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2016年6月25日

「認知症サポーター養成講座」に行ってきた

内容

昨秋、九段坂下にできたかがやきプラザ(Vol.374で青木記者がご紹介)で「認知症サポーター養成講座」が開講されるとの噂を聞きつけのぞいてみました。平日なのに会場にはすでに30人以上の人が集まり、認知症への関心が高いことが伺えます。

早速インタビュー。「Aさん(70歳男性、区民)。社協のパンフで知り、認知症を勉強しようと夫婦で来ました。Bさん(28歳女性、在勤)。祖母が認知症になりそうで、その時のために来ました。Cさん(53歳女性、区民)。会社でサポーターのことを知りHPで探して来ました。認知症の現在を知りたい。」みなさん意欲満々です。

では、高齢者あんしんセンター麹町の鈴木さんの講義を聴きましょう。10年後到来する「3人に1人は高齢者(65歳以上)」という超高齢社会でそのまた1割がなるといわれる認知症。でも、認知症とは病気の名前ではなく、「症状」のこと。なんらかの原因(アルツハイマー病、脳出血など)で脳細胞が死んでさまざまな障害が起こり、生活上の支障が6カ月以上つづく「状態」を指します。

と、ひと通り鈴木さんのお話を伺ったところでコントが始まります。演じますは社協のお二人の職員。認知症のお父さんとその娘さんの食事の場面です。食事を済ませたばかりのお父さん、お茶を飲みながら「まだ晩飯を食べてない。天ぷらを食べたいな」と言い出します(!)。そのとき、娘さんはどのように対応すべきでしょうか。「今食べたばかりじゃないの」と叱っちゃぁいけませんよ。

 で、どうすればよいのか・・・。みなさまも「認知症サポーター養成講座」に参加なさいませんか。認知症を正しく理解し、認知症の人やその家族を応援する人。それが「認知症サポーター」です。目印のオレンジリングを身につけ、さあ、応援にゆきましょう。

 (文・写真:西田滋)

 

 

西田滋のプロフィール

知らないことに興味あり。野次馬根性で出かけます。

 

*ボランティア記者レポートは、ボランティアが活動の現場を取材し作成した記事です。メンバー随時募集中です