あなたの「はあと」が地域のチカラに変わる!
2018年11月6日

若者のチカラ

内容

今年も千代田区最大の福祉の祭典「第16回福祉まつり」が開催されました。
3,500名の来場者を迎え、千代田区の人を、地域(まち)を、そして福祉をより身近に感じる1日になりました。 

どの会場も多くの人で賑わう中、ひときわ楽しそうな笑顔が溢れるエリアがありました。
通称「コミュニティカフェエリア」です。

このコミュニティカフェエリア、
「飲食ブースでただ食べて帰るだけでは寂しいよね…」
そんな想いを持った大学生のボランティア(学生ネット)の皆さんが、会話のきっかけ作りにアンケートボードを作り、来場者の皆さんと交流をしていました。IMG_7521

学生さんも、来場者の皆さんも、楽しそう♪
なんかいいなぁとホッコリした気持ちになりました。

そして、ふとある疑問が。
「どうして学生さんたちは、ボランティアをしているんだろう?」 

勉強、就職活動、デートに、アルバイト…
多忙な学生生活のなかで、学生ネットの皆さんは、継続して千代田区の地域でボランティアを続けています。

私はあるとき、ボランティア活動をしている大学生の方々にインタビューをしたことがあります。
活動を始めるきっかけは「先輩に誘われた」、「なんとなく」、「暇だったから」など、いろいろな理由がありました。しかし、続ける理由を尋ねたところ、皆さんある1つの理由をあげていました。

それは「人との出会い・つながり」でした。 

CIMG3003ボランティア活動を通じて、学生さんたちは、地域住民の方々、被災者の方々、ボランティア仲間など、さまざまな人と出会い、活動後もゆるやかにつながっていました。
若者ゆえに、ときに無茶なこともしたり、失敗もあります。
しかし、たとえ失敗をしたとしても「何かしたい」と動き、多くの人々と出会い、そこから着実に成長をしていく彼らの姿は、心強く、また嬉しい気持ちになります。

かくいう私も、学生時代のボランティア活動が、その後の人生に大きな影響を与えています(この話については、また稿を改めたいと思います)。当時「最近の若者は」とか、「若者は無知だから困るんだよね」としたり顔で若者論を語る大人たちが大嫌いだった私も、不惑の齢が近づいてきました。
今回、福祉まつりで躍動する学生ネットの若者たちの姿から、自らの原点を見つめることができたように思います。IMG_7570

さて、この福祉まつりを最後に、学生ネットのメンバーも代替わりとなります。
これまで一緒に活動をしてきた学生たちからは、たくさんの楽しい思い出を共有させてもらいました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
青く高く澄み渡った秋空の下、彼らの門出を祝福するとともに、新しい学生たちとの出会いを楽しみにしたいと思います。

カテゴリー

<分野>