『電車の中で･･･』（情報マガジン　Vol.276　2007年11月号より)

　つい先日、電車で「座ってください」と声をかけていただきました。
座っていた方は白髪で、どう考えても私より年配な方。びっくりした私は「次の駅で降りるので、大丈夫ですよ」と返事をし、そのまま座っていただいたのですが、心中は複雑です。そうです。太めな体形の私は、妊婦さんと間違えられたのでした。実は妊婦さんと間違えられたのは初めてではありません。この春から何度かあります。不思議なもので、５年前、本当に妊婦だった時には、あまり声をかけていただいた記憶がありません。もちろん全くないわけではありませんが…。
こうして思い返してみると、最近は電車内の思いやりが広がってきているのを感じます。
必要な方に席を譲る、荷物は自分の前に持つ、足は広げて座らない等々、少しずつ浸透しているように思います。電車のマナーは多々ありますが、基
本は１つ。周りの人のことを考えることですよね。これは電車に限らず、全てのことにあてはまると思います。
自分もいて、周りの人もいる。そんな当たり前のことを意識しながら、みんなが気持ち良くなれるといいなぁと思います。(うじの)
　　　　　　

◆ちよだボランティアセンター情報マガジン「ボランティア」
　Vol.276　2007年11月号(2007/10/25発行)より

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