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2011年3月25日

『或日あり或日ありつつ春を待つ』(情報マガジン Vol.317 2011年4月号より)

内容

私が幼少から学生時代を過ごしたまちは、まちの名前にも使われるほどの桜の多いまちでした。春になると、長い桜のトンネルが出来る道もあり、そこを通るたびに、幸せを感じていました。気づけば早いもので、ちよだボランティアセンターに勤めるようになって、一年になろうとしています。再び、桜の季節到来です。この千代田区も歴史ある桜のまち、この時期になると毎日見ることができる桜の景観は本当に素晴しく、幸せな気持ちになれますね。
桜は、昔から多くの人の心を魅了してきました。桜が文学に歴史上初めて登場するのは『日本書紀』です。日本に現存する最古の和歌集『万葉集』では、約4500首の約3分の1が何らかの植物を詠んでいるといわれており、150種をこえる植物が登場するそうです。『古今和歌集』の頃になると、桜の歌が多くみられるようになり、日本の花として桜が定着したのもこの頃なのだそうです。
~待てと言ふに 散らでしとまるものならば 何を桜に 思ひまさまし~ 読人知らず(古今和歌集)
これは「待てと言って、散らずにいてくれるものならば、これ以上何を桜に望むだろうか」という意味だそうです。桜の美しく咲く日が続いてほしい、という願いがこもった歌です。そんな気持ちになるのは、今も昔も変わらないものなのですね。
日本の多くの人々の思いがつながって、素晴しい桜の景観が何百年も経ったいまも残されているんだなぁ、と思うと感慨深いものがあります。それはほんのささいなことのようですが、ひとりひとりの思いがつながって、多くの人の思いになり、かたちになる。
これは、いまの私がさせていただいているボランティアコーディネーターの役割にも似ています。皆様の思いをつなげるとともに、自分自身も皆様とつなげていただく、というボランティアコーディネーターというお仕事に、ご縁があったことの喜びを感じながら、桜咲く日を待ち遠しく思うこの頃です。(いけじり/ボラセンジャー スカイブルー/February.28.2011)

(*後藤夜半 遺句集『底紅』(1978)より)

◆ちよだボランティアセンター情報マガジン「ボランティア」
 Vol.317 2011年4月号(2011/3/25発行)より

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