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2017年1月25日

障害者福祉センターえみふる 公開講座「絵手紙」に行ってきた

内容

広報千代田を見ていましたら、公開講座「絵手紙」のお知らせが。絵手紙?いただいたことはあるけどあのヘタウマのような絵はどうやって描くのだろう。面白そうだ。取材にゆきましょう。

会場では先生の池田由美さんが準備中です。「日本絵手紙協会公認講師」の肩書を持つ池田さんにさっそくインタビュー。「絵手紙の絵は下描きなしのぶっつけ本番で描きます。筆を下すはじめの気持ちが大事。ヘタでもいいんです。頑張ったヘタが人の心を打つんです」。そうか。ヘタウマの真骨頂はヘタにあるのだ。

では、講座を見てみましょう。まず墨をすります。ゴシゴシではなくゆったりと。そして濃く。たっぷり絵筆に墨を含ませて半紙に線を引いたり渦を描いたりしてトレーニング。筆は握るのではなく指先2・3本でつまんで、ゆっくり集中して筆を運びます。終わったらいよいよ本番。形(輪郭)をとります。ハガキからはみ出してもよい。大きく見えるから。と、ご教示。

さて、形ができたらいよいよクライマックスの彩色です。「へなへな塗らないでちゃっちゃっと塗ります。塗り残しがあってもいいんです。そのほうが生き生きします」、「墨の上には塗らない。色は混ぜない。ある程度滲むと味が出ます」。先生のご指導は懇切的確。一々腑に落ちます。できあがりましたよ。発表前に60代と思われる女性にインタビュー。「スゴイ。生まれて初めての体験だけどこんなに楽しいとはおもいませんでした」。では、みなさんの作品を拝見しましょう。各自の個性がはがき1枚の宇宙にしっかと出ていますね。う~~ん。私もやってみたい。

(文/写真:西田 滋)

 

ボランティア記者:西田 滋さんのプロフィール

知らないことに興味あり。野次馬根性で出かけます。

 *ボランティア記者レポートは、ボランティアが活動の現場を取材し作成した記事です。