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2011年9月25日

Vol.8 小野 哲博 さん(ボーイスカウト千代田1団カブ隊)

プラスボランティア vol.8

内容

自分のライフワークとして
普通ボーイスカウトでは保護者がリーダーとなっている場合が多いのですが、千代田1団は戦後すぐに発足した団であるためかスカウトが成人してリーダーになるのがほとんどです。育ててくれた団への恩返しとして、自分のライフワークとしてリーダーのボランティアをしています。正式にスカウトになったのが幼稚園の年長だったので、20年近くボーイスカウトとして活動しています。リーダーとしては8年目です。主に小学2年9月~5年9月のカブ隊でリーダーをしています。現在は隊長です。カブ隊では「自分のことを自分でします」を前提に年上の子が年下の子を助けながら 奉仕活動や工作、ハイキング、キャンプなどを行っています。

リーダーとして一番嬉しいこと
スカウト(子どもたち)の成長の場に立ち会えることです。カブでは組を作り、年上と年下のスカウトが互いに助け合って活動します。組に入ってきたときはお兄さんお姉さんスカウトに助けられてばかりだった子が、年がたち、年長のスカウトとして年下の弟分の子たちを手助けする場面を見るとスカウト活動を続けていてよかったと思います。また、自分のスカウト時代の経験を同じように子どもたちにも体験させ、喜んでもらえた時もうれしかったです。
キャンプの夜、テントを張らずにシートを敷いて寝袋にくるまって、星空を見上げながら一晩眠ったことがあります。それを体験させたくて、同じようにリーダーもスカウトもみんなで寝転がってみました。途中で舎営に戻りましたが、あとで聞いてみると子どもたちにも強く印象に残ったようでした。

福祉まつりの実行委員として
福祉まつりでは実行委員として数年参加させていただいています。委員会では地域の名士である他の委員の皆様に気後れしがちですが、なんとか積極的に提案するように努めています。年々来場者が増えていく福祉まつりを、子どももご年配の方も楽しくふれあえるイベントとして続けていけたらと思っています。

「肩たたき隊」のふれあい
千代田1団では、毎年「肩たたき隊」として小学~中学生のスカウトが休憩にいらっしゃったご年配の方の肩をたたく、という活動を行っています。昨年は110名超の方の肩をたたきました。肩たたきを通してご年配の方に心がほっとするふれあいをご提供できているのではないかと考えています。

今年の福祉まつりでは
3月の東日本大震災を受け、風評被害に遭われている東北地方や過去に震災に遭われた中越地方の物産展を行います。この震災復興支援コーナーでは収益金の一部を義援金として被災地に寄付し、また、ボーイスカウトでも震災支援の募金活動のお手伝いをします。他にも例年以上に様々なプログラムがあります。多くの方のご来場を楽しみにしています。

自分自身も成長させてもらっているという感謝の心
スカウト活動では、常々、スカウトから元気と経験をたくさんもらい、子どもたちだけでなく自分自身も成長させてもらっているという感謝の心を感じます。
さまざまなボランティア活動に参加する方にも、そういった感謝の心を感じることができればいいなと思います。

おの・てつひろさん
もともとは兄が小学校の時友人に誘われボーイスカウトに入りました。それに伴い母が幼い私を連れて集会の手伝いをしているうちに入団しました。
我が家は父の仕事の関係で引っ越しが多く、小学校の転校でなくならない友人関係を作れるように、との思いがあったと両親に聞いています。