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2015年1月27日

がんばる「かんだ連雀」のボランティア

内容

「かんだ連雀」の施設長・武田潤一郎さんは今、ボランティア活動に期待している。

「この施設は須田町北部町会に加入しており、地域の方のボランティア活動が活発です。介護予防のためここに通っていた方は、施設1階で行われている高齢者対象サロンでボランティアをしています。月1回(土曜日午後)季節にあうジャズの選曲をしてくれ、施設利用者や地域の高齢者に喜ばれています。また、施設利用者のご家族が獅子舞のボランティアをしてくれた縁で、その方が参加している獅子舞の会が、毎年正月に獅子舞を見せに来てくれています。」

その活動の広がりが昨年12月、約20名が参加して開かれた「かんだ連雀ボランティアの集い」でさらに見えてきた。いずれも同施設ゆかりのボランティアで、活発な意見を発表した。

地元のボランティア団体「すみれ会」及び個人ボランティアからは、施設の利用者と楽しく交流している▼コーヒーショップ社員はボランティア休暇があるので有効に使いたい▼外資系企業の社員はよりボランティアに力を入れる▼区外ボランティア団体「思い出の童謡の会」は年に4回、同施設を訪問し童謡を中心に歌っている▼園芸ボランティアは夏に施設周囲を緑化し緑のカーテン造りを行っている▼旅行会社の社員は年末にサンタのボランティアを行っている▼地域包括支援センター「高齢者あんしんセンター神田」は1階共用施設を使って今後も地域の高齢者、施設の利用者とボランティアが交流できるよう努めたい等である。

同施設は神田淡路町にある10周年を迎えた特別養護老人ホームを中心とする介護施設。ビルの目立つまちにありながら昔の趣を残す老舗店が立ち並ぶ一角だ。施設利用者や地域の高齢者が参加する神田祭の神輿は、すぐそばの五叉路から出発している。そんな地域に立つ施設は利用者と保育園児との交流もあり、町の人々に喜ばれている。人情味あふれる人々に支えられ「かんだ連雀」はこれからも暖かい交流の場であり続けそうだ。

(記事:旭勝臣/写真:岡村さち子)

 

*かんだ連雀でのボランティア希望の方は、ちよだボランティアセンターにご相談ください。

ボランティア記者レポートは、ボランティアが活動の現場を取材し作成した記事です。メンバー随時募集中です。

 

「ボランティアの集い」の様子
武田施設長は語る