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2013年3月25日

『季節を感じる和菓子』(情報マガジン Vol.341 2013年4月号より)

内容

 みなさんは洋菓子と和菓子、どちらが好きですか?私は洋菓子、特にタルトが大好きです。そんな洋菓子好きの私ですが、『おいしいお茶の入れ方を学ぶと共に和菓子を作る』というレッスンのお誘いを受け、昨年末より「和菓子作り」に月1回挑戦しています。
 初めてのレッスンは真冬の12月。栗蒸しようかんとかるかん(※1)で、大地に降り積もった雪を表現した「冬野」という和菓子を作りました。日本の美しい四季を映した和菓子は見ているだけで心が和み、穏やかな気分になりますが、実はそれに反して制作するのが想像以上に大変!時間がかかり、あんこを炊くには力もいり、結構重労働だということを学んで初めて知りました。やってみないとわからないものですね。
 そして春が近づいてきた一番最近のレッスンでは、練切(ねりきり)の「吉野・山吹」を作りました。練切とは上生菓子(※2)の素材のひとつで、白あんに求肥(ぎゅうひ)(※3)や小麦粉、つくね芋などをつなぎに加えて練り上げたものです。つなぎを加えることで細工や着色がしやすくなった生地を使い、吉野は奈良の吉野桜を、山吹は山の谷間に咲く花をイメージして手やヘラで成形します。出来上がった四季折々の和菓子を、おいしい玉露と共にゆったりした気分でいただく…日本人っていいなぁと感じる最近お気に入りのひとときです。旬の食べものは身体に良いとよく言われますが、季節を感じる和菓子は心豊かになる効き目があるように感じます。
 私は春より少し早めに新しいチャレンジを始めましたが、「春」は何かを始めるには絶好の季節です。何かきっかけさえあれば…とお考えの方、プチリニューアルを行ったボランティアセンター3階のサロンに是非お立ち寄りください。様々なボランティア情報が見やすく、開放的なレイアウトで、皆さまをお待ちしております!(かわばた/ボラセンジャーバイオレット March 15, 2013)

(※1)かるかん:山芋が主な材料で上新粉などを混ぜて蒸して作る鹿児島発祥のお菓子
(※2)上生菓子:和菓子の生菓子の中で、特に上等なもの
(※3)求肥:白玉粉や羽二重粉や餅粉に砂糖を加え練ったもの

◆ちよだボランティアセンター情報マガジン「ボランティア」
 Vol.341 2013年4月号(2013/3/25発行)より

 
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山吹(左)・吉野(右)

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