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2013年11月25日

哲学の原点回帰:街角で身近な疑問を問う

内容

哲学カフェとは、コーヒーハウス(喫茶店)にみんなで集まり、日常の疑問をテーマに対話し、議論を深める運動のことです。心地よい熱い刺激が、深い香りとともに、静かな拡がりをみせています。今回は、哲学カフェ主宰の寺田俊郎さんにお話を伺いました。

 神保町の喫茶店に、毎回20人ほどの人々が集まります。参加者は学生、サラリーマン、主婦、ご年配の方など、年齢も性別もさまざまです。対話のテーマはいろいろです。教育や環境といった時事の話題もありますし、「なぜ桜は美しいのか」、「きれいごととは何か」といった日常の小さな問いも取り上げます。最近は、「新しい憲法のはなし」というテーマを設定しました。難しいテーマの場合には、ファシリテーターとして少し怖さを感じることもあります。しかし、参加する方が臆する必要はありません。あくまで一般の方のための場ですから、専門知識も必要ありません。ディベートとも違いますので、勝敗を競うようなこともありません。明確な結論を志向しないことも哲学カフェの特徴で、あくまで対話を通じて参加者それぞれの考えを深めることを目的にしています。

 つまり、哲学カフェは自由な考え方や発言が保障されている開かれた場なのです。「自由」は哲学カフェの大事なキーワードです。多様な意見を自由に述べることができる空間こそが市民社会だと考えています。ただし、発言する際は、質問や反論を覚悟しておく必要があります。質問することも自由なわけです。他者の問いや意見に耳を傾けることは、自分の考えを深める大切なプロセスです。一人で考えるのではなく、対話のなかで人と一緒に考えることこそ、哲学カフェの醍醐味といえるかもしれません。

 哲学カフェを日本で最初に始めたとき、こんな活動に意味があるのかと正直半信半疑でした。哲学は一般の人ができるものではないという意見が多かったことも事実です。しかし、不安はすぐに払拭されました。1回目の対話の盛り上がりをみて、これはいけると思いました。よく考えてみれば、もともとソクラテスが始めた哲学は、街角で行われていたのです。活動を続けながら、これはなにも新しい試みではなく、哲学を元の場所に戻す作業なのだと気づきました。市民が、生活の現場で身近な課題を考え抜くことこそ哲学の出発点であり、昔からやってきたことだったんです。

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 哲学カフェは90年代にフランスで始まりました。日本で始めて15年ほどになりますが、都内でも同様の試みが増えてきました。良い傾向だと思います。哲学カフェを実施したい人たちも増え、運営方法の勉強会を行うようにもなりました。小学校、中学校に呼ばれて哲学カフェを行うことも増えています。今後ですが、専門職育成や科学技術の社会的対話への応用に、さらなる可能性を感じています。

哲学カフェ(http://www.cafephilo.jp/
毎月開催。参加無料(飲み物代は各自負担)。
要事前予約。

(ボランティア記者 鈴木 幹久)

ボランティア記者レポートは、ちよだボランティアセンターの「ボランティア記者養成講座」で学んだ方が、実際にボランティア活動の現場を取材し作成した記事です。ただいまボランティア記者メンバー募集中です。
※ 詳しくは、http://www.chiyoda-vc.com/volunteer/5933をご覧ください。

哲学カフェ主宰寺田俊郎さん