あなたの「はあと」が地域のチカラに変わる!
2012年6月25日

Vol.17 坂本 蘭さん(子どもと一緒にデザインしよう会)

プラスボランティア vol.17

内容

友だちに誘われて・・・

大学入学時、仲良しの友だちに強引に誘われて「子どもと一緒にデザインしよう会」(以下「子デザ」)に入ったのがきっかけです。もともと私は子どもが苦手でした。子どもが何を考えているのか、何て声を掛けていいのか分からなかったからです。しかし接しているうちに子どもたちも自分と同じことを感じたり、考えたりしていることが分かってきて、友だちとおしゃべりする感覚で接すればいいと気づきました。
ボランティアって誰かのために何かをしてあげるというイメージが強かったのですが、子どもたちを通して自分も学ぶことが多いと気づき、気持ちがとても楽になりました。

子どもが感動を与えてくれる

子デザには千代田区立の小学校の校庭開放で活動するプログラムがあります。子どもたちと遊びながら見守りをする活動です。長く続く活動なので子どもたちも私たちのことをよく知っていて、私たちが来るのを楽しみにしてくれています。
ある時、危険な遊びをしている子を注意して泣かせてしまったことがありました。とても後悔したのですが、翌週その子が手紙をくれました。そこには「この間は叱ってくれてありがとう」と書かれていました。

ボランティアの魅力

高齢の方から小さな子どもたち、そして障がいのある方、大学生活では関わることのできない人たちと出会えることです。また活動を通して多くの事が学べ、自分の人生経験が豊かになることも魅力です。

これから活動をしたいと思っている方へ

私もそうでしたが、ボランティアというイメージにとらわれてしまうと敷居が高く二の足を踏んでしまいます。しかし活動してみると難しいことではないと気づきます。ひとりで活動することに抵抗のある人は友だちを誘ったり、私のようにボランティアサークルに入ってみたりするのもよいと思います。今ではこのサークルが、私が一番落ち着いていられる居場所になっています。

さかもと ・ らん さん
建築学を学ぶ日本大学4年生。ボランティアサークル「子どもと一緒にデザインしよう会」代表。将来は建築学を福祉に生かした仕事を希望。「性格は大雑把ですが、人とお話しするのが大好きです。」

【子どもと一緒にデザインしよう会】
日大の学生を中心とした子どもと関わるボランティアサークル。千代田区の子どもたちを対象にワークショップの企画運営や校庭開放のお手伝い、児童館で中高生に勉強を教える活動などをしています。
学生ならどなたでも入会できます。
E-mail orchdee-ltda.117@docomo.ne.jp(坂本)
URL http://dwckodeza.blog.fc2.com/