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2012年12月22日

Vol.23 佐藤 祥子さん(Chiyoda Student Volunteers)

プラスボランティア vol.23

内容

なぜ被災地ボランティアに行こうと思ったのか
震災前から災害や社会問題に関心があり、東日本大震災翌日から震災ボランティアに行きたいと考えていました。でも実はずっと「ボランティア」って大嫌いで、言葉を聞くだけでもイヤなぐらいだったのです。偽善だと思っていました。「やっている人たち、なんかちょっといい子ぶっちゃって。」みたいな感じ。でも今自分ができることを考えたらボランティアしかなくて。最初少し抵抗がありましたが「とりあえず行ってみよう」と思い参加しました。ところが行ってみると「ボランティアなんて偽善」と思っていたことが恥ずかしくなるぐらい、夢中になっている自分に気がつきました。

被災地に行って
初めて大槌町に行った時、本当に静かだなと思いました。海も「え?津波きたの?」というぐらい静か。人がいないという意味でも静かでした。また、津波の被害を受けた建物などがそのまま残っていて、テレビで見た映像とは比べものにならない生々しさに衝撃を受けました。また、ボランティア活動中に偶然出会った地元の方とお話をする機会がありました。「知合いで亡くなった人もいるし、震災翌日はそこにも亡くなった人がいたんだよ。」「家のちょっと下まで水がきて、ここも危なかったんだ。」など、生で聞くお話は本当にリアルで恐怖も感じました。でも被災地を見て、被災者の話を聞いたからにはもう私はここから離れられない、関わらないといけないという気持ちも生まれました。

泥かきはメッセージ
現地活動で多かったのは泥かきです。泥かきという行為自体に抵抗はなかったのですが、「意味あるの?」という疑問はありました。重機が入ればあっという間に終わることなので。でも活動中に地元の人が声をかけてくれたり、他のボランティアさんと気持ちを共有したり…泥かき自体に大きな意味はないかもしれませんが、ふれあうきっかけや「東京にいる人たちも忘れていない」というメッセージの発信ができたように感じます。

被災地はまだ被災地
被災地に行けなくても東京で支援を
復興、復興とメディアが言っていると「復興した」ように感じてしまいますが、まだまだ被災地は「被災地」です。現地に行けなくても、被災地のモノを買うことも大きな支援になります。CSVでは10月の福祉まつりで、「せっかくブースを出すのならば、大槌町福幸(ふっこう)きらり商店街の品物を、自分たちで仕入れて販売しよう!」と企画・実施しました。その品物がみなさんに「美味しい!」と感じて頂けたのならば、それが被災地を忘れないことに繋がるのだと思います。

さとう ・ しょうこ さん
法律を学ぶ法政大学3年。2011年9月ちよだ社協が主催した区内大学生被災地支援ツアーに参加。CSV設立メンバーの1人。被災地岩手県大槌町には今まで3回足を運んでいる。CSV内でのニックネームは「しょこたん」。趣味は国内旅行で、最近初めて瀬戸内海を一人旅してきたとのこと。

Chiyoda Student Volunteers(CSV)
2011年9月に社協主催の被災地ボランティアツアーに参加し、岩手県大槌町を訪れたメンバーの「これからも支援を続けたい」「東京からもできる支援をしたい」という思いから結成されました。
Enjoy Volunteer!をモットーに、大槌町での活動だけでなく防災訓練への参加、福島から避難している子どもたちとの交流会や福祉まつりでの物産展など、活動の幅を広げています。今後はこうした活動に加え、千代田区を拠点とした防災への取り組みも行っていく予定です。
入会:ボランティアや団体運営に興味のある学生
【主な活動日】毎週月曜日
【主な活動場所】千代田区内(ちよだボランティアセンター、各大学)
【E-mail】csv.enjoyvol@gmail.com
【URL】http://csv-enjoyvol5.blogspot.jp/

「立ち上がれ!ど真ん中!おおつち」の芳賀さんと(左:佐藤さん)