Vol.15 米山 敏裕 さん(特定非営利活動法人 地球の友と歩む会/LIFE)
プラスボランティア vol.15
清潔な水は貧困の循環を断切る
大学卒業後YMCAで20年ほど働き退職、その頃LIFEの前身団体が主催するインドでの井戸掘りのワークキャンプを新聞で知り、ボランティアとして参加しました。その時は深く考えて参加したわけではなく、「井戸掘りってなんだかおもしろそうだな」くらいの気持ちでした。
1993年2月に訪れたインド中部マハーラーシュトラ州の農村の人は、清潔とは言えない池や川の水を飲んで生活をし、学業や仕事に支障の出る状態でした。「井戸を掘り、清潔な水が出て、健康が保たれれば…。」そう感じました。
帰国後、すぐにLIFEに入ったのではなく、その後3年間は開発教育に携わりました。その間に途上国の開発問題と日本の学びがどこかで結びついているのではないか、NGOの中で開発教育をするのは大事ではないかと思うようになり、「LIFEでそういうことができるかもしれない。」という思いからスタッフとなりました。国際ボランティアの魅力とは
日本にいるとなかなか見えないことが海外に行くことで見えてくるものです。短い時間であっても自分を客観視でき、自分の中にひっかかりが生まれてきます。別の言葉で言うと「問題意識」ですね。現地のものの見方とか、自分自身をどう捉えていけばよいのかなど、いろいろな人とコミュニケーションをとりながら自分の気持ちの中にストンと落ちるものを見つけられる場は、無形の財産です。海外ボランティアに行きたくなる気持ちの原点だと思います。活動を知ってもらうきっかけ
海外でのワークキャンプなどの他、国内ではきっかけづくりとしてアースデイ東京、グローバルフェスタに参加しています。イベントは、①ボランティアの場を提供する②LIFEの事を知ってもらう③支援者になって頂くことを目的としています。また、ちよだボランティアセンター主催の区内学生向け「夏休み体験ボランティア」の協力も行っています。いずれもボランティア・インターンの皆さんが準備しています。これから取り組みたいこと
国際協力の人材育成講座をやってみたいですね。それとBOP(Base of the pyramid=途上国の貧困層)ビジネスの開拓とその可能性の周知。社会問題の解決には貧困層の自立を尊重した解決が必須です。よねやま・としひろさん
1996年からLIFEのスタッフとなった、自称「ツアーのソムリエ」。海外・国内活動ともにLIFEを支える頼れる事務局長。趣味は山登り、サッカー観戦、読書(歴史物、藤沢周平作品)、そしてただいま四国遍路中。特定非営利活動法人
地球の友と歩む会/LIFE
インドとインドネシアの農村部を中心として女性の自立支援、子どもの補習クラス運営、また植林や農業の復興支援を現地にある団体と協力しておこなっています。
国内では、国際理解教育を学校や自治体に向けてセミナーやワークショップ形式をおこなっています。
【参加してみませんか?】
・切手仕分け隊
・データ入力や資料作成などの事務局
ボランティア
・イベントの企画、運営 etc…
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