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2016年5月16日

スリランカ おいしい紅茶の探索研究に参加して

内容

特定非営利活動法人パルシックのイベントが319日に、淡路町のワテラスコモン3Fホールにおいて開催されました。代表理事井上礼子様のご挨拶と活動の紹介があり、会の目的は、世界の各地で暮らす人と人が、国家の壁を越えて助けあい、支えあい、人間的で対等な関係を築くことを目指して活動しているNGOとのことでした。

その活動の一環として、今回は、スリランカ南部デニヤヤでご活躍の高橋知里様の、小規模紅茶農家の有機栽培転換を支援しながら、おいしい紅茶ルフナ作りに取り組んでいる、現地農業の最新情報のお話でした。その後、セイロン紅茶専門店ミツティー代表中永美津代様の「おいしい紅茶の淹れ方」のご指導を受けました。

テストからスタート。小さなカップに入った5種類の温かい紅茶を飲み比べて、どのカップの茶が表示してある銘柄か、を当てるという、遊び心があるものでした。5種類全部の紅茶名を当てた人が、結構いらしたのには驚きです。私はアールグレイだけ。ちなみに他の紅茶名はウバ、ルフナ、ヌワラエリヤ、日東紅茶です。

おいしい淹れ方は、「分量をきちんと測り、水は汲み立ての水道水を使用し、沸かしたての熱湯を注ぎ、蒸らす」といたって簡単。現地では甘い紅茶を一日に5回以上、食間、食前に飲むそうです。

スライド映写による主婦の淹れ方は、ポットから直接、茶葉が入った大きな茶こしにお湯を注ぎ、一度に大量に作っていました。私は毎朝、緑茶を実に雑に淹れているので、主婦の淹れ方に共感を覚えました。

パルシックは現在、90世帯余りの現地の方を指導していますが、将来は、彼らが援助に頼ることなく、独立採算ができるように指導していくことが課題だそうです。

          (ボランティア記者 岡村さち子)

 

岡村さち子のプロフィール

23代目の江戸っ子。おいしい食物と旅には目がなくて、仲間を誘って出かけている

 

ボランティア記者レポートは、ボランティアが活動の現場を取材し作成した記事です。メンバー随時募集中です。